POSITISM

適度に適当に。

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FARFALLA - 19 -


ハコニワノベル

 衝撃を感じ、轟音を耳にして、空気にぶつかっているのに気が付いた。この青い星には空気がある。それも信じられないほど大量に。着陸用のパラシュートは不完全に開いてしまったものの、信じられない量の水の上に落ちたため、何とかなった。
 この星が青く見えるのは、この水のせいだと思ったけれど、大量の水の上に浮かぶロケットの中から見上げた、確かテラが空と呼んでいた天井も青色が広がっていた。

「凄いな、チキュー。いや、ここがチキューかどうか解らないけど」

 興奮冷めやらぬままに、外へ飛び出そうと思ったものの、押しても蹴ってもハッチは開かない。始めは水へぶつかった衝撃でハッチが開かなくなっているのかと思ったけれど、そうではなかった。何度も何度もハッチを押し上げて、なんとか外へ這い出た時に、ハッチの故障ではないことが解った。センサーで調べてみると、十二倍だった。チキューだと思われるこの星は、フィオーレの重力の十二倍。ただ単純にハッチが重たくなってしまっていて、開く事が出来なくなっていた。
 ハッチはなんとか開いたものの、水分摂取をしようと大量にある水を飲んでみたけれど、塩っ辛くて飲めたものじゃなかった。特に食料があるわけでもないので、そのままロケットの中で眠った。
 ――ガクン。何かに乗り上げるような衝撃で目が覚める。また何度も苦労してハッチをこじ開けると、水ではない何かにロケットが引っかかっている。ロケットから降りてみると立てる。どうやら地面のようだった。何日かそこを基点に調査を続けていたものの、空腹と喉の渇きで気を失った。
 どれほどの時間が過ぎたのかは定かではなかったものの、今自分が横になっている場所がベッドの上だということは解った。

「良かった、気が付いて」

 ほっかむりを被った女の子が安心したように顔を覗き込んでくる。

「え? ここ、どこ?」
「ここ? ここは私の家だけど?」
「いや、そうじゃなくて……ここってフィオーレ?」
「フィオーレ? うーん、ここはチキューだよ?」
「チキュー! ? ほんとにほんと? ここがチキューで間違いない?」
「え、う、うん。間違いないよ?」
「よっしゃー! 良かった! やったー! チキュー! 凄いな、チキュー!」
「も、もしかして、あなたって宇宙人なの?」
「え? 僕の名前はミツル。フィオーレから来たんだ」

 いまいち納得はしてくれなかったけれど、彼女――クローチェは僕をしばらく家に置いてくれた。海岸で倒れている僕を発見して、家まで連れ帰ってくれたらしい。ロケットが引っかかった場所からほど近い場所に彼女の家はあり、またそこからすぐ近くには集落と呼ばれる人々が生活をしている場所があった。




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COMMENT

●來弥

まぁ、そういう部分もありますね。多分ね。

チキュー着いた!!
これから界王拳の修行が(違

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