POSITISM

適度に適当に。

07« 2017.08 »09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

スポンサーサイト


スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ハンナの日に咲いたハナ - 一輪 -


ハコニワノベル

「ハコニワが書けない」

 なんとか時間を作っては書きはじめてみるものの、どうしても書けない。初めてだ。ハコニワを始めてから書く文章に迷うなんて。一行を埋めるのも必至で、その必至に埋めた一行も読み返すと消すような内容か書けない。絶対的に時間が足りていない。

「これは諦めるしかないかもな」

 そんなことを考えた。現実逃避気味に巡回サイトを見て回る。そこには8月17日に参加した猛者たちのレポートがそこかしこに溢れていた。はっとして今回集められたキーワードを再度確認する。



【本当のこと】(ともさん



 いろんな点と点が繋がって線になるように、自分の中に雷でも落ちたかのように理解した。

「これだ」

 そして私は書き始める。8月17日のレポートというノンフィクションを、ハコニワで。




 2007年11月01日

 10月から始まった「みく子外伝(現:M線上のアリア)」が、大きく膨らんで巨大なものになっていたその日、ある男がこんなことを言い出した。

「僕はコレ、一冊の本にしたいです」

 まだ完結もなにもしていないタイミングで、その男はそう言った。ちなみにこの物語が完結するのは半年以上も先の話である。ただ、その一言で形にしようという団結が生まれた。それが現在のソユーズに繋がっている。

 そこからコミケへの軽い応募、完結までの長い長い道のり。それらをまとめる膨大な作業。コミケへの当選、本という形にしなければならない使命を受けて、我々は本当に多大な時間をM線上のアリアへ捧げることになる。
 7月某日、大量のデータを北海道と兵庫間でやりとりしながら徹夜で作業を進める。その翌朝5時に全ての作業が収束を迎えた。きっと同時にガッツポーズをしたと思う。そこからあっという間の2008年07月末、たった一言から生まれた夢は目標に変わり、目標は明確な目的となって、それは本という形になっていた。手にしたとき、我が子のような慈しみに近いものを感じた。いや、マジで。

 コミケへの当選が決まったということは、その約束の日である8月17日に東京に行かなければならない。ということでもある。当日の参加サークル入場時間は07:30~09:00だったので、当日移動すると、どうしても昼過ぎに到着してしまうので不可能。しかし前日に移動となると、どうしても往復の交通費+宿泊費が必要になる。どう計算しても4万円という金額になってしまった。それは家族で日帰り旅行が出来る金額でもある。流石におとーさんの個人的な用事にその額は出せない。しかしコミケの翌日は仕事なので深夜近くに帰るわけにもいかない。とりあえず帰りは飛行機に決まった。行きをどうするか…、恐る恐るそれまで考えようとしなかったキーワードで検索を開始する。



【夜行バス】



 その情報は簡単に見つかった。前日の夜に出発して、翌朝7時に東京駅に辿り着く夢のバス。交通費+宿泊費を兼ねて5,000円という安さ。素晴らしいじゃないか。それに最近の夜行バスはゆったりできるものになっているに違いない。これだ、これしかない。そう思いつつ夜行バスと帰りの飛行機を取る。飛行機は最後の一席だった。

 交通手段の予約が終わり、日々の仕事を片付けながら約束の日が近付いていく。そして盆休みに入ったかと思えばすぐにその約束の日を迎えることとなった。
 8月16日、私は荷造りを終え予約したバスと飛行機の再チェックをしていた。

「時間よし、乗り場よし。ん?」

 それは夜行バスの説明が書かれている部分の小さな、小さな注釈に目が止まったときだ。なんとなく不安がよぎる。



【兵庫発はハイデッカー車になります】



「ハイデッカーってなんだ?」

 恐る恐る調べると、どうやら普通のバスらしい。まぁいいかと思いなおして、身支度を整える。バスは22時に出発する。それまでに乗り場へ移動しておかなくてはならない。娘達が駆け寄ってくる。

「パパ、東京パワー(タワー)に行くの?」

「東京タワーには行かないけど、東京に行ってくるよ」

「びゅぅん!って行って来てね」

 と、ちぃさんに言われ

「パパ、東京に行くの?」

「そうだよ」

「むいむい(虫)に噛まれないように、気をつけてね!」

 と、あーさんに心配された。そうやって家族に見送られバス乗り場へと向かう。東京へ到着してから時間がないため、朝食や缶コーヒーなどを調達しておく。準備にぬかりはないぜ。などと思いながらバス乗り場へ。するとそこには3、40人ぐらいの人々が各々バスを待っていた。なんとか座る場所を確保しつつ待っていると、ほどなく乗る予定のバスが到着。本当に普通のバスだ。

 乗車券を見せながら恐る恐る乗り込んでみると、驚くほどに普通のバス。いや、普通のバスより通路が狭い。横歩き以外での移動が出来ないぐらいに狭い。そしてかなりの人数が既に乗っている。社内は薄暗く、変な雰囲気をかもし出していた。
 座席を確認すると窓側の一番後ろ。これはありがたい。リクライニングしたい放題だぜ。なんてことを思いながら後ろへと横歩きを続ける。辿り着いた座席の隣には既に人が座っていて、軽く挨拶をしながらどけてもらいつつ自分の座席へ座る。…狭い。市バスの座席ぐらいしかない。隣が細身の奥様だったから良かったものの、これがふくよかな老若男女だったら東京に到着する前に、別の世界に到着してしまったかもしれない。

 22時。バスは静かに出発する。狭い座席、リクライニング出来るとはいえ座席は硬く、寝心地はよくない。こんなバスで眠れるわけが……



 寝てた。
 23時半、社内照明が明るくなって目が覚める。ここはどこだ?え、京都?都違いだろうが!とか思っていると、新しい乗客が乗り込んで来た。ここで最後らしい。しかし1時間半の記憶がないほどに熟睡していたのに、こんなタイミングで起されたら次に眠れるわけが……



 寝てた。びっくりするぐらい熟睡してた。
 03時半、身体が痛くて目が覚める。ここはどこだ?ってバス動いてない。あ、停車中なのね。走り続けるわけじゃないんだ。って、こんな変な時間に起きたら今度こそ眠れるわけが……



 寝てた。初の夜行バスなのにプロか!
 05時半、朝食用に購入していたパンをかじる。東京駅に到着してからの交通手段を確認する。チョコチップメロンパンは全部食べれそうにないので半分残す。ついでにこのタイミングで缶コーヒーを飲み干す。これできっちり目が覚めるはずだ。



 寝てた。缶コーヒー睡魔に負ける。
 07時過ぎ、バスは定刻どおりに東京駅へと到着した。およそ9時間の移動は終わった。ここから国際展示場までのドキドキ移動が始まっていく。




二輪へ≫

COMMENT

突然、私のキーワードが登場してビックリしました~!
今回はドキュメントですね!楽しみです♪

ぶはははははw

この猛者めがっwww

おっとー 油断してました。 またわくわくが増えました。

すげーよw初夜行バスでそれだけ眠れるなんてww

とゆうか、ハコニワ心配してたんやけどこんな手でくるなんて!
なんかやられた感満載ですw

続きが楽しみー★

FC2Ad

  [D]esigned by 218*
Copyright c POSITISM All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。