POSITISM

適度に適当に。

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第06回ハコニワノベルのキーワード募集!


ハコニワノベル

 宇宙を作り上げることはできないけれど、
 部品があればロケットだって作れる気がする。
 だからそれを確かめてみようと思うんだ。


という目標と目的があり、気が付けば第06回、年間目標の半分になりました。
またみなさんの【キーワード】という部品を下さいませ。



ハコニワノベルとは?(概略)


この記事のコメントに
物語の【キーワード】を、読者である皆さんに書いてもらい
その【キーワード】を元にしのめんが物語を綴るという仕組みです。

例)
 第05回のキーワード募集記事(コメントが【キーワード】です。)

 出来上がった物語


 【キーワード】を書き込んで頂く場合に注意点は以下。


※注意事項
・【キーワード】をコメントで書き込んでください。
 (あらすじのようなものはスルーします。)
・お一人様につき、【キーワード】の投稿は1つまで。
・コメントしてくれた方を無断で物語中に登場させる恐れがあります。
 (それは困る!って方はコメントにでも書いておいてください。)
・何かしらの展開は無いとは思いますが
 出来上がった物語の権利はすべてしのめんにあります。
・書き込まれた【キーワード】をしのめんが曲解して扱う場合があります。
実在する人物、団体名はお控え下さい。



 ※重要!【キーワード】の募集締め切りは 2008/06/04 12:00 まで。
 2008/06/04 12:00で募集を締め切りました。




気軽な【キーワード】投稿をお待ちしております!
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晴色パラソル - 表紙 -


ハコニワノベル



■ もくじ ■

第一雨
第二雨
第三雨
第四雨
第五雨
第六雨
第七雨
第八雨
第九雨
第十雨
第十一雨
第十二雨
第十三雨
最終雨



■ 感想フォームはこちら ■


■ ハコニワノベルとは? ■


■ 頂いたキーワード ■

・着信拒否(黒さん)
・すれ違い(志津さん
・シークレット(☆まりモさん)
・紫陽花(るどさん)
・ハッキング(來弥(aries)さん)
・双子座(なつめさん)
・17000Hz(タイキ≒蓮火さん
・長靴をはいたチーター(ちこさん)
・青いスポーツカー(まごすけさん
・迷子(いそ汁さん
・黒いワンピース(kayoriさん)
・クリーンルーム(あやさん
・梅雨入り(まるりーんさん
・海岸(春野ひなたさん
・カマドウマ(じゅじゅさん
・セクスィ~部長(RUTYさん
・スプモーニ(ともさん
・ピンバッチ(ずまさん)
・野球帽(千砂さん


※この物語はフィクションです。
実在する人物、団体、その他とは一切関係ありません。

晴色パラソル - 第一雨 -


ハコニワノベル

 君と初めて出会ったのは、朝から雨の降る日だった。

 雨の日は通りを歩く人たちもみんな俯いていて、透明のビニール傘や黒い折り畳み傘ばかりが並んで見える。雨が振っている日の朝はそれが普通のことだった。僕は自分の部屋の中から、家の目の前の通りを行き交う人たちを毎日見ていた。
 その通りは緩やかな坂道になっていて、下ったところに駅がある。十分もかからないぐらいの距離だ。逆にほんの少し上っていくと国道二号線に辿り着く。その交差点は小高い丘のようになっていて、天気が良い日は山の向こうに海が見えたりもする。
 あの日も朝から雨が降っていて、透明のビニール傘、黒い折りたたみ傘、たまに黄色やピンクの傘が通り過ぎていくのをずっと見ていた。ただ、いつも通りの雨の日だったのはここまでで、僕はその透明や黒、時々黄色やピンクの中に、ぽっかりと浮かぶ空を見つけた。その空はゆっくりと近付くと僕の家の前で止まったんだ。僕は思わず家を飛び出してそのぽっかり浮かぶ空を見ていた。

 - 第一雨 -

 僕の部屋から見える通りは、朝と夕方から夜にかけてが一番人通りが多い。きっと誰もが会社や学校へ行ったり、帰ってきたりするのに下ったところにある駅で電車を利用しているからだろう。それ以外のときは静かなもので、たまにおじいさんやおばあさん、ベビーカーを押すお母さんと野良猫が歩いているぐらいだ。
 僕は毎日この通りを眺めている。他にすることが見付からないのだから、毎日毎日ただ眺めている。日差しが強い日は部屋の奥から通りを眺めているけれど、雨の日は行き交う人たちの傘がまるで花のように見えるから、部屋から出てその傘を眺めている。僕は傘を持っていないから、いつも雨に濡れながら行き交う人の咲かせる傘を眺めていた。誰も俯いて歩いているからなのか、僕に気が付く様子が無かった。もしかしたら見えているのに、見えていないフリをしているのかもしれない。別に気にはならない。それが普通のことだったから。
 僕は家を飛び出してそのぽっかりと浮かんだ空を見ていた。その空が傘だと気が付いたのは、その傘が随分と長い間目の前に止まってからで、僕はそれまで本当に空が近付いてきているんだと思っていた。
 その傘の持ち主は立ち止まったままだった。女の人。真っ直ぐな長い髪の毛。その髪の毛の奥にパチリと開く大きな目。それから笑顔。気が付くとその人は傘を差し出して僕を傘の中に入れてくれていた。誰にも気付かれなかった僕を、見て見ぬフリされていたであろう僕を、ぽっかりと浮かぶ空のような傘の中に入れてくれた。

「雨だね」

 傘に落ちる雨粒の音をすり抜けるように、僕に届いた綺麗な声。その声は続けた。

「君は何してるの?」

「傘を見てるだけさ」

 そう答えた。彼女はしばらくしてから微笑むと、じゃぁねと言って手を振った。雨の日の朝、たった数分の出来事だった。
 その翌日から僕は、通りを行き交う人を眺めるだけじゃなく、彼女を探すようになっていた。晴れの日は彼女の笑顔を探し、雨の日はあのぽっかり浮かぶ空のような傘を探した。彼女は朝にこの通りを下って行く。夕方、ちょうど夕焼けが一番赤いときに上ってくることが多い。その時間が来ると何度と無く通りを眺めるようになっていた。
 ある土曜日。雷雨になった。人通りはほとんどなくて、僕は家から出て雨に打たれていた。雨雲を横切るように稲光が見え、しばらくしてからゴロゴロと音を鳴らしている。それに合わせるように歌を歌った。別に誰もいないから聴かれる心配はない。雷と雨音に合わせて声を出す。調子にのってどんどん大声で歌っていた。そのときだった。

「へぇ、歌を、歌うんだね」

 突然雨が遮られた。少しだけ見上げるとぽっかりと浮かぶ空──のような傘。そして彼女の笑顔がそこにあった。彼女は時々鳴り響く雷に目を大きくしながら話し始めた。

「君は雨に打たれるのが好きなの?」

「これさ、気持ちいいんだよ」

「私はね、雷が好きなんだ。ほら、見てても綺麗じゃない?だから好きなの」

「変なものが好きなんだね」

「雨も好きだなぁ」

「へぇ、僕もだよ」

「雨ってさ、なんでも綺麗に洗ってくれるみたいじゃない?」

「それ、僕が思ってることと同じだ」

「それにさ、この傘。いいでしょ?」

 そう言いながら彼女は二回その傘をクルクルと回した。

「とてもいいと思うよ。その傘」

 そう言うと彼女は嬉しそうに笑っていた。
 雨が次第に強くなって、彼女は軽く手を振ってから帰って行った。僕はその背中が見えなくなるまでずっと歌を歌っていた。




第二雨へ≫

晴色パラソル - 第二雨 -


ハコニワノベル

 夜、目が覚めると雷雨は過ぎ去っていた。

 外にでると、世界は洗い流されて輝いているように見えた。目の前の通りも、自分の家も綺麗になっている。そのまま視線を遠くへ投げかけると、空が向こうから白くなっていくのが解った。夜明け。どうやら今日は晴れるみたいだ。
 ゆっくりと全身を伸ばしてから家に入る。部屋の奥にあるベッドに戻り、また目を閉じた。晴れの日はあまり得意じゃない。生まれたときから日差しが苦手だ。それに、あのぽっかり浮かんだ空のような傘は見られないだろう。目を閉じて眠ることにした。ゆっくりと太陽が昇るように、僕はゆっくりと眠りに落ちた。
 再び目が覚めると綺麗な夕焼けが見えた。ゆっくり身体を起こし、いつものように通りに視線を移した。そのとき丁度、彼女が少し息を切らせて緩やかな坂道を上ってきているのが見えた。夕焼けと重なったシルエットが綺麗だった。彼女はそのまま僕に気が付くこともなく通り過ぎて行く。同じように太陽も何事も無く沈んでいった。空が赤から深い青に変わって、ところどころに星が瞬きはじめた。

 - 第二雨 -

 空に月が昇ると、暗くなった通りもぼんやりと明るさを取り戻す。静かな夜。

「彼女の家は、どこなんだろう」

 ふと気になって、夕焼けが沈む頃に目の前の通りを上っていった彼女のことを思い返す。気が付いたら外に出て歩いていた。月はたまに雲に隠れながら僕を照らしている。ゆっくりと彼女が上っていった通りをなぞるように歩いていく。しばらく歩くと信号が見えた。その脇に立てかけられている大きな看板には国道二号線と書かれていて、車が何台も通り過ぎて行く。急に馬鹿馬鹿しくなって振り返えると、まばらに輝く家の照明と月明かりに照らされた山、そしてその先に真っ黒な海が見えた。遠くから船の汽笛が低く響いてくる。

「明日、会えるといいな」

 そう独り言を零してからまた家まで、今度は下りながら歩く。空を見上げると来たときよりも星が沢山見えた気がした。
 ──突然、目の前が真っ白になる。ヘッドライト。そして下品なエンジン音。僕の真横を青い車が勢い良く通り抜けていった。カーンという音を遠くで響かせ、ガソリンの臭いだけを残して走り去った。まるで空気を切り裂いて飛んでいくロケットのようにも見えた。僕はそれを見届けると、また家まで歩く。家に着いてから簡単に食事を済ませて、しばらく星を見上げてからベッドに潜り込んだ。
 サァサァという音で目が覚める。既に朝はやって来ていて、霧のような雨が降っている。空を見上げると薄い雲が見えた。きっと通り雨だろう。相変わらず通りには透明と黒の花が咲き乱れている。小学生が通ればたちまち黄色やピンクといった華やかな花が咲き誇るだろう。僕はまたのっそり起き上がって外に出ると、あのぽっかり浮かんだ空を探し始めた。

「いないなぁ」

「もう行ってしまったかなぁ」

「今日は来ないのかなぁ」

 気が付けば独り言を繰り返していた。しばらくすると雨は上がった。雲間から太陽が現れて光が溢れていく。徐々に薄い雨雲は風に流されてどこかへ旅立ってしまい、さっきまで雨が降っていたのが嘘みたいに青空が広がった。

「晴れちゃったな」

 少しだけ日差しに後退りながら、頭の中でまだ彼女を探している自分が少し可笑しくて笑った。それからほんの少し後、青い傘を片手に持って黒いワンピースを着た彼女が歩いてきた。突然でどうしていいのかも解らずに声を出してしまった。

「あの…」

「あれ?雨降ってないのに出てきてるなんて珍しいね」

「さっきまで振ってたんだけどね」

「私ね、これからデートなんだ」

「そう、なんだ…。いいね、なんだか楽しそう」

「付き合って丸三年でさ、彼が大事な話があるって言うんだ。やっと結婚してくれるのかな?」

「どうだろう。解らないけど、君がそれで嬉しいのなら、そうなるといいね」

「ちょっと気合入れてメイクしてたら、時間に遅れそうなんだ。だからちょっと駆け足で行ってくるね!また報告するよ」

「うん。気をつけて行ってらっしゃい」

 別に悲しくはなかった。ただここで出会っただけの人だ。彼女が嬉しくなることが起こるなら、僕はそれだけで十分だと思う。




≪第一雨へ
第三雨へ≫

晴色パラソル - 第三雨 -


ハコニワノベル

 今、彼女は僕の目の前で泣いている。

 太陽が沈み、月が昇るころに、彼女は泣きながら通りを上ってきた。夕方から降り続く雨の中で、あのぽっかり浮かぶ空のような傘は閉じられたまま、彼女は僕の目の前までやって来た。涙で濡れているのか、雨で濡れているのか解らなかったけれど、彼女は泣いていた。僕はどうして泣いているのか聞けずに、ただ彼女を見つめることしか出来なかった。

 - 第三雨 -

 どれぐらい時間が経っただろうか。彼女は下唇を噛み締めたまま無理に笑顔を作ってから、ゆっくりと話し始めた。

「……振られちゃった」

「重たいんだって。彼、結婚する気なんて元々無かったんだって」

「バカだよね。この人と結婚するんだ。なんて思ってさ、彼の為に料理も洗濯も掃除も頑張ってたのに。向こうは結婚するつもり、無かった」

「私だけがずっと、結婚を、考えてたなんて…バカみたいだよね?しかも三年間ずっと」

 何も言えずに、ただ彼女の声を聞いていた。僕には聞くことしかできなかった。雨が少し強くなるのと同時に、彼女の泣き声も大きくなっていった。それでも僕は、聞くことしか出来なくて、なぜかそれがとても情けなくて、気が付いたら僕も泣いていた。

「沢山ケンカして、沢山笑って、沢山泣いて、その分だけ好きになって、もう他の人とか考えられないぐらい好きなのに……」

 彼女の目は赤くなっていて、それでも僕が出来るのは話を聞いて、一緒に泣いてしまうことぐらいで、とにかく何度も声をあげて彼女と一緒に雨の中で泣いた。次第に雨が強さを増していく。

「本当は、彼の心が離れていくこと、気が付いてた。だけどそれを認めたくなくて…」

「私が頑張れば、きっと振り向いてくれる。そう信じて頑張ってた」

「………けど。彼、一度も振り向いてくれなかった」

 ザー!と強い音。そして強い雨。通りを走る車が何度か彼女のシルエットを映して走り去っていく。雨音だけが鳴り響いて、彼女の声すら聞こえなかった。そのまましばらくすると雨が弱まった。

「雨って、なんでも綺麗に洗ってくれるんだと思ってた」

「私の心の中まで綺麗にしてくれればいいのに」

「どうせなら、いっそのこと…全部無かったことになればいいのに」

 そこまで言った彼女は、しばらく空を仰いでから涙なのか、雨なのか解らないけれど顔を拭いて僕を見て笑った。

「昨日さ、彼に大事な話があるって言われたことを、職場で話したんだ。そしたらみんな『プロポーズじゃない?』って喜んでくれてさ…、こんなんじゃ来週、会社行けないよね」

 苦笑いをしてそう零してから、彼女は空に向かって叫んだ。

「真也のバカ野郎ーっ!!」

 雨はもう降っているのかどうかも解らないほど弱くなり、ほど近くの雲間から月が顔を覗かせた。

「私は、あんたのことが大好きだったのにーっ!!」

 自分達の周りから明るくなっていく。その光が徐々に広がっていく。

「あーっ!見て見てーっ!」

「ほら!ほーら!あそこ!」

 彼女は急に飛び跳ねるようにはしゃいでいる。僕は自分の顔を一度だけ手で拭いて、彼女が指差す方向を見上げた。

「ほら!満月!」




≪第二雨へ
第四雨へ≫

晴色パラソル - 第四雨 -


ハコニワノベル

 彼から久しぶりに届いたメールは、たったの一行だった。

 金曜日、昼休みも終わりに差し掛かったころ、最近連絡をくれなくなっていた真也からメールの着信。テレビでやっていた若い人にしか聞こえないという音の着信音をダウンロードして設定していたのを忘れていて、メールの着信に気が付くのが随分と遅れた。

 - 第四雨 -

 久しぶりに着信画面に表示された『真也』の文字。ほんの少しのドキドキを感じながら、まるでプレゼントの包み紙を開ける子供のように、私はそのメールを表示させた。



   ◇



 大事な話があるから、明日会おう。



   ◇



 要件のみの短いメール。『大事な話』が何を指しているのか解らない。良い話なのか、それとも悪い話なのか。

「瑞穂、どうしたの?」

「あ、彩!べ、別になんでもないよ」

「うそつき。瑞穂はすぐに顔に出るんだから。ほら見せて見せて」

 同僚の彩に携帯電話を奪われた。

「わー!『大事な話』だってー!これってプロポーズじゃない?」

「ま、まだ解らないよ…」

 慌てて携帯電話を奪い返す。

「なによー、彼と付き合いだしてからずっと合コンとか誘っても来なかったくせにぃ。なんか悔しいから、みんなに言いふらしてこよっと」

「ちょ、ちょっと!彩!」

 私の制止を振り切って、彩はフロアにいる人たちにどんどん言いふらしていく。恥ずかしくなって俯きながら携帯電話を見つめていた。携帯電話が入手した最新のニュースが梅雨入りしたことを告げている。

「ちょっと瑞穂、聞いたよ?良かったじゃない」

「瑠伊子部長!…彩ったら部長にまで……」

 瑠伊子部長は女性ながら部長にまで昇進し、女性による女性のためのセクシー講座を前面に押し出した『セクシー雑誌ジュジュ』を創刊した、バリバリのキャリアウーマンでみんなの憧れの人だ。パンツルックの黒地にストライプのスーツは一見さらりと着こなしているように見えるけれど、大きく肌蹴たピンクのシャツから見える胸元、時折髪をかき上げる仕草からセクシーが溢れている。

「まぁ、いいじゃない。おめでたいことなんだから」

「で、でも、まだ決まったわけじゃ…。最近会ってもないですし」

「瑞穂、不安になってるなら早く会うことだよ。それから自分が一番セクシーに見える服を選んでコーディネートして行きなさい。あんたが暗い顔してたら、おめでたいことも逃げちゃうよ」

 軽く肩を叩いてから、瑠伊子部長は自席へと戻っていく。

「彩、あんた噂話の前に例のクリーンルームの原稿、書き上がったの?」

「あ、えっと、その」

「さっさと仕上げなさい。今日中!いいね」

「は、はい」

 仕事が片付いていない彩は慌てて私の隣に戻ってきて、一心不乱にキーボードと格闘を始めた。私はそのまま携帯電話に表示された一行のメールを見続けたまま、昼休みを終えた。

「み、瑞穂…助けて」

 定時間際に隣りから彩の声が聞こえる。今日中に仕上げないといけない原稿が書きあがっていないらしい。解っていながらわざとらしく聞いてみる。

「もしかして、原稿?」

「うん」

「助けてあげたいけど、今日の昼休みにひどいことされたしなぁ」

「お願い!私今日、合コンなんだ」

「えー。私、彩のために仕事してるんじゃないのに」

「今度ランチ奢るから!お願いします!瑞穂さま!」

「…解った。でもランチじゃなくてディナーにしてもらいますからね」

「う…わ、解ったわよ。いいわよディナーでもなんでも奢るから!」

 そこから二人で原稿を作成した。彩がそれまでにほとんどを書き上げてしまっていたので、私はその原稿のチェックと修正をするだけだった。定時前には瑠伊子部長に提出してOKまで貰えた。彩は何度もお礼を言ってから、定時を告げるチャイムが鳴るとすぐにフロアを飛び出して行ってしまった。私も簡単に身支度をすませて家へと向かった。




≪第三雨へ
第五雨へ≫

晴色パラソル - 第五雨 -


ハコニワノベル

 帰宅中もあの一行のことをずっと考えていた。

 会社を出ると、まだ空は青く明るかった。もう一度、携帯電話を開いて真也からのメールを表示させる。まだ返事は出せていなかった。返信メールの作成画面を何度か開いて、何度も閉じた。あまり返事が遅くなってもいけないと焦れば焦るほど、そのメールへの返事が出来なかった。

 - 第五雨 -

 携帯電話の画面と格闘を続けているうちに駅に到着してしまい、ホームに上がると丁度目の前で電車が出て行った。次の電車まで十五分。なんとなく真也の声が聞きたくなって、返信メールの作成画面を閉じて、真也に電話をかけた。──繋がらない。

「え、着信拒否?…まさかね」

 思わず口に出てしまった考えを首を振って無理やり無かったことにした。大丈夫、大丈夫と念じてから携帯電話の返信メール作成画面に返事を書いた。



   ◇



 久しぶり!元気してる?仕事、忙しいかったの?
 連絡くれないから寂しかったー!
 
 明日、OKだよ。場所と時間はどうする?



   ◇



 うーん。と唸りながら何度も文章を修正する。これじゃぁ、連絡くれなかった真也を追い詰めちゃうかな?こうだと私が全然寂しくなかったみたいになっちゃうし。などと心の中で格闘を続けていると、電車が到着した。その電車に驚いた拍子にまだ最終チェック中だった返信メールは送信されてしまった。
 電車に乗り込むと、吊り下げられた広告が目に入る。今月号のジュジュの広告もあった。自分が担当した『トップシークレットシリーズ:セクシーの秘訣』が大きく紹介されているのを見て、なんだか嬉しい気分になった。
 電車が走り出して一駅、二駅と停車する。何人かの人が降りて、何人かの人が乗ってくる。それを繰り返しながら、私の家の最寄り駅へと到着した。駅を出ると空が少しずつオレンジ色に変わっていく。──突然、鞄に振動。慌てて落としそうになりながら携帯電話を取り出して確認する。真也からだ。



   ◇



 午後一時に、海岸近くの喫茶店で。



   ◇



 また一行だけのメール。海岸近くの喫茶店は真也との思い出の場所だ。もしかしたら本当に『プロポーズ』なのかも知れない。どんな服を着ていこうか考えながら、家までの坂道を上っていく。私はこの道が好きだ。車の通りがそれほど多くなく、遠くの山間からは海が見える。それから特にこの季節は紫陽花が通りの脇に数多く植えられていて綺麗だ。
 あーでもない、こーでもないと服のコーディネートを考えながら通りを上っていく。瑠伊子部長がアドバイスをくれたようにセクシー路線でいこうか、それとも真也との思い出の服にしようかと考えていたころ、夕焼けが赤々と私を照らしていた。

「明日はお気に入りの黒いワンピースにしよう」

 上り坂を上りきり国道二号線の交差点、信号を渡る。車道の赤信号が夕日と重なって赤々と輝いていた。もうすぐ夜がやってくる。




≪第四雨へ
第六雨へ≫

晴色パラソル - 第六雨 -


ハコニワノベル

 本当は気付いていた。別れ話になるってこと。

 海岸近くの喫茶店。有名でもなんでもない、一般的な喫茶店。彼が最初のデートで私を連れて行ってくれた店。海が見える窓際の席で、私はアイスティーを飲んでいて、彼はナポリタンを食べていた。時間は確か午後三時半を過ぎたあたりで、海が太陽に照らされてキラキラと輝いて綺麗だった。その後二人で砂浜に下りて意味も無く海を眺めていたり、遠くを行き交う船を眺めていた。

 - 第六雨 -

「俺さ、ここ好きなんだよね」

「私も好きだな、ここ」

「なんかさ、海が包み込んでくれるみたいじゃない?」

「あー、なんか解る。優しい場所だよね、ここ」

「だからあまり人に教えたくないんだよね」

「そっかー、秘密の場所なんだ」

「そういうこと」

 嬉しかった。
 彼がその秘密の場所に私を連れて行ってくれたことが。彼が人に教えたくないということを、私に教えてくれたことが。そう言いながら少し恥ずかしそうに笑った彼の横顔が素敵だった。その日は夕陽が赤々と海に沈み、星が空に散らばるまでそこで他愛も無い話をずっとしていた。それがとても幸せだった。
 付き合い始めて二年が過ぎたころ、彼が私を避けているように感じることが多くなった。私自身の仕事が忙しくなったのも原因の一つではあると思う。月に二回から三回は会っていたのが、次第に月一回になり、気が付けば今では三ヶ月近くも会っていない。それに比例するようにこちらからのメールの返事ですら彼がしてくれなくなった。たまに会えた日もお互いに無言が続くことが多くなっていた。

「ねぇ、どうしたの?何か私悪いことした?」

「別に…」

「じゃぁ、どうしてそんなに怒ってるの?」

「怒ってないよ」

「えー、それ怒ってるでしょ」

「だから、怒ってないって!」

「……!!」

「………ごめん」

「………」

 彼が私をあからさまに面倒に思っているのは解っていた。解っていたけれど、確定的な何かを言われたわけじゃなかったので、私はとにかく耐えようと思った。少なくとも、彼の口から終わりを告げられるまでは。私は、彼のことが好きだったから。それも今日までかも知れない。きっと、彼は今日、私に………。
 ──遠くで振動が響いている。
 伸ばした腕の先に携帯電話。画面も見ずにアラームを止めた。枕に顔をうずめる。準備をして出掛けたら、きっと終わりが来てしまう。行かなければ終わりは来ない。その代わりに続きは始まらない。きっと何も起こらないだろう。しばらく枕に埋もれているとサァサァという音が聞こえた。その音が心地よくて静かに目を閉じたまま、その音に耳をすませた。

「真也はいくつぐらいで結婚とかしたい?」

「なんだよそれ」

「あ、別に深い意味はないよ。ただどんな未来を想像してるのかなぁって」

「……考えたことないなぁ」

「そっか。実は私もあまり考えたことないんだよね」

「なんだよそれ」

「あははは」

 軽く眠っていたらしい。窓の外からはもう音が聞こえなかった。携帯電話で時間を確認するとあまり余裕がなくなっている。一度強く目を閉じてから一気に身体を起こした。




≪第五雨へ
第七雨へ≫

晴色パラソル - 第七雨 -


ハコニワノベル

 雨は上がっていて、世界は綺麗に洗われていた。

 お気に入りの黒いワンピースに袖を通す。髪の毛をアップにするかしないかで迷った。メイクもなんだか完成形がイメージできなくて思ったように進まない。そうこうしているうちに時間はどんどん過ぎていく。軽くお昼ごはんを食べて行くつもりだったけれど、お昼は抜きになってしまうだろうな。時折時計を確認しながら準備を続ける。髪の毛はアップにしていくことにした。天気予報で雨が降るかもしれないことを知ったからだ。メイクも普段職場に出掛けるときより少し柔らかい感じにした。今日はセクシー、綺麗系よりも可愛い系にした方がいい。きっと私は泣くだろうから。

 - 第七雨 -

 最近愛用している青い傘を手にとって玄関を開けた。日差しがそこらじゅうをキラキラ輝かせて眩しかった。少し目を閉じ気味にして外へ出る。急がないと間に合わなくなりそうだ。──突然、声をかけられた気がして、振り返る。そこには雨の日によく見かけた彼がいた。

「あれ?雨降ってないのに出てきてるなんて珍しいね」

 急いでいるはずなのに声をかけてしまう。なぜだろう、彼になら何でも素直に話せる気がする。彼は私の話を嫌な顔せずに聞いてくれていた。



「私ね、これからデートなんだ」



 心の中で、今日はデートじゃない。そう思いながらもなぜか笑顔で話していたかった。



「付き合って丸三年でさ、彼が大事な話があるって言うんだ。やっと結婚してくれるのかな?」



 違う。きっとそんな明るい話じゃない。想いとは裏腹に私は楽しそうに話してしまっている。



「ちょっと気合入れてメイクしてたら、時間に遅れそうなんだ。だからちょっと駆け足で行ってくるね!また報告するよ」



 ほぼ一方的に会話を終わらせると、私は駅までの下り道を意味も無く駆け下りた。乗ろうと思っていた電車には間に合わなかったけれど、約束の時間には十分間に合うだろう。次に来た電車に乗って海岸が目の前に広がる駅へと向かう。流れる景色を眺めながら、乱れた呼吸をゆっくりと整えた。
 心の準備とは裏腹に電車は目的の駅に到着した。空はまだ青空が続いている。ゆっくりと改札を出て喫茶店へ向かう。あのころと変わっていない喫茶店が見える。時間を確認すると午後十二時四十分を指し示していた。彼はいつも約束の時間に少しだけ遅れてやってくる人だったから、きっと今日もまだ来ていないと思っていた。でも、彼はすでに窓際の席に座っていて、私が喫茶店に入ると軽く手を挙げて合図をした。席へ案内しようとする店員さんに少し謝りながら、私は彼の座っている窓際の席、あの最初のデートで座った同じ席へと向かった。

「早かったね」

「それは真也の方でしょ」

「そう言われれば、そうか」

「うん」

「………」

「………」

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「あ、えーっと…」

 オーダーを取りに来た店員さんに驚きながら慌ててメニューを見る。彼の前にはアイスティーが既にあって半分ほど飲まれていた。

「ナポリタンを」

「かしこまりました」

 一瞬、彼が驚いた視線をこちらに投げかけたけれど、すぐに視線を逸らす。

「ごめん、お昼食べてなくてさ」

「……そっか」

 依然として空気は重たかった。窓の外を眺めると海の向こう側の空が少しずつ曇り始めていた。




≪第六雨へ
第八雨へ≫

晴色パラソル - 第八雨 -


ハコニワノベル

 無言のまま、海の向こうからやってくる雨雲を見ていた。

「お待たせしました。ナポリタンです」

「ありがとう」

 軽くお礼を言いながら視線を窓から目の前のナポリタンに移す。

「食べなよ」

「え?」

「お昼、食べてないんだろ?」

「…うん」

 そう言われてフォークを手に取って、無造作にナポリタンを巻き付ける。くるりくるりくるり。出来上がったばかりのナポリタンがフォークに絡まっていく。彼が窓の外に広がっていく雨雲を見たままで口を開いた。

 - 第八雨 -

「俺さ」

「……うん」

「俺、結婚する気無いんだよね」

「………うん」

「瑞穂といるとさ、時々追い詰められてる気がするんだよ」

「………」

「瑞穂はさ、俺に結婚って言い過ぎないように、追い詰めないように、なるべく話題に出さなかったりしてさ、気を使ってただろ?」

「……」

「それが逆に重たかった。…気を使わせてるの、解ってたから」

「…」

「だから、終わりにしよう。これ以上続けても俺は瑞穂の望むことをしてあげられない」

「………う、う…ん」

 巻き取られたナポリタンが温もりを失っていく。窓の外に広がった雨雲は雨を降らせ始めていた。窓ガラスにぶつかる雨の雫のように、ナポリタンの皿と私の間にも雫が降り注いでいた。

「じゃぁ、俺行くわ」

「う……ん」

 彼は伝票を取って席を離れた。俯いていた私の目には彼のサンダルに付けられたピンバッチがカチカチと鳴るのだけが映っていた。彼が行ってしまった喫茶店の中は妙に孤独に感じる。巻き取ったナポリタンは少しだけ固くなっていて、結局食べられずに喫茶店を出た。
 雨の中で傘も差さずに砂浜へ下りる。あのときは優しく感じたこの場所も、今は風と雨で優しさのかけらも感じられなかった。
 ──どれだけの時間、そこにいたのか解らない。雨は降ったり止んだりを繰り返して、いつしか途切れることなく降りだしていた。雨は冷たく全身を濡らしていくのに、頬だけは妙に暖かい。雑誌の星占いで今月の双子座の恋愛運は絶好調だったのに、私の恋愛運は最低だ。これから今月中に新しい恋が芽生えるとは到底思えなかった。
 ずぶ濡れのままで電車に乗って最寄り駅で降りる。今更傘を差す気もなくて、そのまま雨の中を歩いていく。ふと、雨の日によく見かける彼に気が付いた。私は知らないうちに彼の傍に行って話しをし始めていた。

「……振られちゃった」

(解っていたことだけど)

「重たいんだって。彼、結婚する気なんて元々無かったんだって」

(重たくしないようにしてたのが、重たかったんだって)

「バカだよね。この人と結婚するんだ。なんて思ってさ、彼の為に料理も洗濯も掃除も頑張ってたのに。向こうは結婚するつもり、無かった」

(結局、便利な女だったのかな)

「私だけがずっと、結婚を、考えてたなんて…バカみたいだよね?しかも三年間ずっと」

(全部が裏目に出ちゃった)

 そこまで話すと、目の前の彼が泣き出したことに気が付いた。黙って話を聞いてくれて、今は何も言わずに泣いてくれている。まるで、励まされてるようにも感じた。

「沢山ケンカして、沢山笑って、沢山泣いて、その分だけ好きになって、もう他の人とか考えられないぐらい好きなのに……」

「本当は、彼の心が離れていくこと、気が付いてた。だけどそれを認めたくなくて…」

「私が頑張れば、きっと振り向いてくれる。そう信じて頑張ってた」

「………けど。彼、一度も振り向いてくれなかった」

 ザー!と強い音。凄い勢いで雨が降り注いできている。

「ううん…、本当は最初から。最初から彼は私のことなんて見てくれてなかった」

 通りを走る車のヘッドライトが何度か通り抜けていった。──雨は次第に弱まっていく。

「雨って、なんでも綺麗に洗ってくれるんだと思ってた」

「私の心の中まで綺麗にしてくれればいいのに」

「どうせなら、いっそのこと…全部無かったことになればいいのに」

「昨日さ、彼に大事な話があるって言われたことを、職場で話したんだ。そしたらみんな『プロポーズじゃない?』って喜んでくれてさ…、こんなんじゃ来週、会社行けないよね」

 一度、深呼吸をするように、大きく息を吸い込んだ。

「真也のバカ野郎ーっ!!」

 空を見上げて叫ぶ。雲間から月が顔を覗かせた。

「私は、あんたのことが大好きだったのにーっ!!」

 もう一度、叫ぶ。雨が上がって雲が流れていく。月が見えた。

「あーっ!見て見てーっ!」

「ほら!ほーら!あそこ!」

「ほら!満月!」




≪第七雨へ
第九雨へ≫

晴色パラソル - 第九雨 -


ハコニワノベル

 丸い月のその下で。

 満月が彼女を照らしていた。僕はそれをただずっと見ているだけで、彼女はしばらくその月を見上げてから、雨は上がっていたのにあのぽっかりと浮かぶ空、のような傘を差して帰っていった。

 - 第九雨 -

 僕は生まれつき日差しに弱い。家の外に出られるのは夜か、曇りか雨が降っているときだけ。曇りの日でも雲が薄くて日差しが届く日は、ほとんど外に出ることができない。だから雨が好きだ。雨の日に家の前にある通りを行き交う人の傘を眺めるのが好きだった。実はそれ以上に、晴れている日に憧れている。あの日差しの中を自由に歩けたらどんなに幸せだろうか。
 子供のころ、雨の中外で遊んでいたらいつの間にか家から遠く離れた場所まで出ていて、迷子になったことがある。そのまま雨が上がって日差しを浴びて、危うく死んでしまうところだったことがある。それ以来、僕はなるべく家から離れないようになった。
 僕は、あのぽっかり浮かぶ空のような傘を持っている彼女に恋をしているのだろうか。それとも、日差しに憧れるように、あの傘に憧れているのだろうか。満月を見上げてはしゃぐ彼女の姿を見てから、ずっと彼女のことを頭の中に思い返してしまう自分がいる。

「僕は、彼女をどうすることも出来ない。晴れるとどこにも行けない僕じゃ、無理だ」

 彼女が見上げていたのと同じ満月を見上げながら、自分の不甲斐なさに泣きそうになる。あんなに近付くことが出来るのに、あんなに君を見ているのに、こんなに君を想っているのに。



「どうして、僕には何もできないのだろう」



「どうして、こんな身体に生まれたのだろう」



「どうして、あの太陽の下に出ることが出来ないのだろう」



 ──そして思考は実現しないことを妄想し始める。



「もし、僕がこんな身体でなかったなら」



「もし、僕が太陽の下に出られたら」



「もし、僕が」



「もし」



「もし?」



 虚しくなって、空を見上げた。丸い月が暗い夜空にぽっかりと浮かんでいた。紫陽花の葉に溜まった雨粒が綺麗に輝く。それはとても儚い輝きに見えた。
 翌日の日曜日、天気は晴れ。僕は外に出ることができない。普段であれば買い物などに出掛ける彼女を見かけていたけれど、この日僕は、彼女の姿を一度も見ることがなかった。




≪第八雨へ
第十雨へ≫

晴色パラソル - 第十雨 -


ハコニワノベル

 翌日の日曜日、私は風邪を引いた。

 熱は微熱だけど、頭痛が酷い。昨日、ずぶ濡れになって帰ってきて適当に拭いてそのまま眠ったからだ。自業自得なのに、自分の身体の弱さに落胆した。今日中に治してしまわないと、明日からの仕事に影響してしまう。

 - 第十雨 -

 よろよろと台所へ行き、イオン水をグラス一杯ほど飲む。食欲は無かったので空になったグラスにイオン水をもう一度注いでベッドに移動した。グラスをテーブルに置いて、一冊の本を手に取った。本屋で目に留まって買った小さな絵本。ベッドに入ってそっとページを捲る。



   ◇



「長靴をはいたチーター」


あるジャングルにチーターの男の子がいました。
名前はガロといいます。

ガロはジャングルで一番強いので
毎日他の動物達に乱暴をしていました。
だから、他の動物達はガロを恐れて近づけません。

ある日ガロは、チーターの女の子を見つけました。
それはそれは可愛らしい女の子です。
その女の子はテオといいました。

ガロはテオに一目惚れ。

「おい、テオ。俺のお嫁さんになれ」

「お断りよ、あなたなんて」

「なにぃ?俺のどこがいけないんだ?」

「いつも爪をむき出しにして、口からはヨダレをたらして、
 毎日毎日乱暴を続けるあなたなんて、頼まれたってお嫁さんになんてなりたくないわ」

そう言われてしまったガロは決心しました。

「よぉし、それならテオが気に入ってくれる俺になるぞ」

それからガロはいつも開きっぱなしだった口を閉じて
どこで見つけて来たのか長靴を履いて爪を隠しました。
もちろん乱暴だってしなくなったのです。

それからガロは毎日テオの元にやってきてはこう言います。

「どうだ、テオ。俺を気に入ったか?」

テオは何も言いませんでした。
それでも毎日、毎日ガロはやって来ます。

何日も何日もそうして過ぎていったある日
ガロは今度こそとテオに言い寄ります。

「今日こそはっきりしてもらうぞ。テオ、俺のお嫁さんになれ」

するとテオは言いました。

「私の言いなりになるような、弱いチーターなんてお断り」

「でも、これは…」

ガロの言葉を遮るようにテオは笑いながら言いました。

「それに長靴を履いてるチーターのお嫁さんなんて、恥ずかしくてごめんだわ」

そう言われたガロはジャングル中の笑いものになって
こそこそとジャングルから逃げ出していくのでした。

ジャングルはそれから平和になったとさ。


   ◇



 今までこの絵本を読んで泣いたことなんてなかったのに、今日はこのガロが自分に思えて涙が溢れる。我を通そうとし過ぎても、相手に合わそうとし過ぎても、相手に受け入れてもらえないということが、今の私に強く圧し掛かってくる。涙を拭いて、グラスのイオン水を半分ほど飲んでから、私は緩やかに眠りに落ちた。




≪第九雨へ
第十一雨へ≫

晴色パラソル - 第十一雨 -


ハコニワノベル

 朝目覚めると、まだ少しだけ胸が痛む気がした。

「よーし、瑞穂を励ます会だ!じゃんじゃん飲もう!乾杯!」

 瑠伊子部長の音頭で月曜日だと言うのに飲み会が始まった。大人な雰囲気のお洒落なお店だ。なのに明らかに私たちのグループが騒ぎすぎて、周りから浮いている。しかも肴にされてるのは、私の失恋だから居たたまれない。

 - 第十一雨 -

「瑞穂、大丈夫。すぐに素敵な人に巡り会えるよ」

「彩…、ありがとう」

「よし!合コンのセッティングね!」

「いや、それ彩が行きたいだけじゃ…」

 彩は素早く携帯電話を操作してどこかに電話をかけた。隣りで「今日、これから無理?」とか言っている。行動が早過ぎてちょっと付いて行けない。瑠伊子部長はもう随分と出来上がっているのか、真っ白なシャツの第三ボタンまでを肌蹴させて、深い紫色のブラがどうやっても視界に入るようになってしまっている。

「瑞穂、辛かったね」

 突然、その瑠伊子部長にきつく抱きしめられた。その熱い抱擁から解放されると、瑠伊子部長は隣りに座った。

「スプモーニ、おかわり頂戴」

 そう店員さんに告げてから、真剣な表情で私をみつめて話し始めた。

「瑞穂、終わりがあるから美しいのよ」

「…はい」

「それでも、辛いことには変わりないわよね」

「……」

「無理に答えなくていいわ。その代わりにじゃんじゃん飲みなさい。今日は奢ってあげるから」

「いや、一応病み上がりなので、程々にしておきます」

「そっか。恋の病だったんだものね」

「いや、そうじゃなくて本当に…」

「いいのよ。今日は強がらなくていいの。泣いたっていいんだから」

「いや、だから…その」

 完全に勘違いをしたままで、瑠伊子部長はスプモーニを受け取るとそれを一口飲んだ。

「失恋はね、交通事故みたいなものなのよ。アクシデントよ」

「は、はぁ」

「そうね、私にもこんなアクシデントがあったわ。子供のころ、田舎のおばあちゃんの家に遊びに行ったとき、使われていない蔵があってね。ほら子供って好奇心旺盛でしょ?だから私その蔵をね、勝手にあけたの。そしたらそこに数え切れないぐらいのカマドウマがいてね。あれはトラウマになったわぁ、カマドウマだけに」

「……?」

「ちょっと、瑞穂!今の普段ダジャレとか言わない瑠伊子部長が、あんたに気を使って言ってくれてるんだよ?少しはリアクションしなさいよ!」

 隣りから彩が小声で教えてくれたものの、完全にタイミングを失った瑠伊子部長のダジャレは、少しずつ静寂という波紋を店の中に広げていった。

「あ、あの、すいませ…」

 なんとか口を開こうとすると、瑠伊子部長は立ち上がって残っていたスプモーニを一気に飲み干して、第四ボタンを肌蹴させて言った。

「今日は飲むわよ!」

 長い夜になる。参加者全員がそう感じた。




≪第十雨へ
第十二雨へ≫

晴色パラソル - 第十二雨 -


ハコニワノベル

 どれだけ君を想えば、それが君に届くだろうか。

 曇り空が広がる火曜日。彼女は少しふら付く足取りで出掛けて行った。僕はその背中が見えなくなるまで見続ける。何も変わらない。またいつもの毎日だ。この家に住み始めたころからずっと、変わらない毎日。そこに不満も不安もない。ただ彼女が、彼女の持っているぽっかりと浮かぶ空のような傘が、ずっとこの目に焼きついている。

 - 第十二雨 -

「何も変わらない。それでいいんだ」

 独り言を零してからベッドへ入る。今日は時折雲間から日が差してくるからだ。
 不満はない。不安もない。それなのに手を差し伸べたいほどに、彼女とあの傘のことを考えていた。忘れようと思っても、突然目の前に現れたぽっかり浮かぶ空と、その中で見えたあの笑顔が忘れられなかった。誰も気付かなかった僕に気が付いて、あの傘の中に入れてくれたあの日から、ずっと忘れられなかった。
 ──起き上がる。家から出てみると雲はどんどん流れていく。雲間から日差しが降り注いできた。全身でそれを浴びる。暖かい。けれどその光に触れている皮膚が次第にボロボロと崩れそうになっていく。自分の弱さに、無力さに泣いた。泣き叫んだ。



「変わらない、変えられない…、だけど変えたい!」



 日差しを浴びる身体の節々が悲鳴をあげるように軋み始める。次第にそれは痛みを伴い出した。



「どうして、変わらない?」



「どうして、変えられない?」



「どうして、変えたい…?」



 ──急に世界は暗くなる。
 日差しは再び雲に遮られ、雨が降り始めた。にわか雨。



「変わらないのは何だ?」



「変えられないのは何だ?」



「変えたいのは何だ?」



 痛んだ皮膚に雨が降り注ぐ。身体はゆっくりと冷やされていく。霧のような優しい雨が、僕を、人を、紫陽花を、通りを、家を、街を、世界を洗っていく。
 一度、深呼吸をするように、大きく息を吸い込んだ。



「変わらないのは…」



「変えられないのは…」



「変えたいのは…」



 まるで世界から音が無くなったかのような静寂。そこに響く自分の声。



「僕だ!僕自身だ!!」




≪第十一雨へ
第十三雨へ≫

晴色パラソル - 第十三雨 -


ハコニワノベル

 いつまでも引き摺りたくはなかった。だから、前へ。

 結局、瑠伊子部長に帰してもらうことが出来ず、月曜日は終電で家に帰る羽目になった。彩は合コンのセッティングに忙しそうにしていたし、瑠伊子部長はどんどんお酒を飲んでしまい「野球帽を後ろ前に被ってる人はスケベだ!」とか騒いでいた。最終的には「ハッキングとクラッキングを混同するなよ!あとストッキングはセクシーアイテムのひとつであります!」とか宣言しながら、第五ボタンまで肌蹴てしまっていた。

 - 第十三雨 -

 瑠伊子部長をタクシーに詰め込み、彩と一緒に駅まで走る。終電にギリギリで間に合った。

「瑞穂、あんた深く考えすぎ。どうせ全部自分が悪かったとか思ってるでしょ?」

「…うん」

「そんなこと絶対ないよ。瑞穂は少し気にし過ぎなんだから。瑞穂だったらすぐにいい人見付かるって」

「…ありがと」

「あーもう!そうやって瑞穂が落ち込んでると、周りの皆もどんよりした雰囲気になっちゃうからさ、早めに吹っ切っていつもの瑞穂に戻ってよ?」

「うん。頑張る。早く吹っ切るぞー!」

 酔った勢いなのか、軽く力こぶを作るような仕草をして、二人で笑った。

「その調子、その調子。で、合コンなんだけどさ、金曜日空いてるかな?」

 落ち込んでもすぐに立ち直る彩に少し憧れる。その後もずっと合コンの話しかしない彩と、電車に揺られて最寄り駅に辿り着いた。雨は降っていなかったので、よろよろと歩いて帰る。坂道がいつもの何倍も長く感じる。
 紫陽花が多く植えられている場所を上って行く。この季節は本当に綺麗だ。夜露が葉っぱの上できらきら輝いて見える。なぜか嬉しい気持ちになった。ふと、雨の日にいつも外に出ている彼のことが気になった。彼の家に視線を合わせながら横切る、誰もいない。当たり前だ。もう時計は深夜〇時を過ぎている。私は視線を前に戻して、また坂道を上っていく。家に到着するとシャワーを浴び、ベッドの中に深く、深く沈んでいった。
 ──翌朝。酷い頭痛で目が覚めた。完全に二日酔いだ。それでも今日が火曜日であることは変わらない。重たい身体を引き摺って、少しフラフラしながら会社へ向かった。

「瑞穂、おはよう!」

「お、おはようございます…痛っ」

「なんだ、どうした?二日酔いか?」

「はい、まぁ、その、そうです」

「瑞穂、お酒は飲んでも飲まれるな、だぞ」

 瑠伊子部長はと言いながら愉快そうに笑った。その笑い声が頭の中に響いて痛い。昨日一番飲まれてたのは瑠伊子部長のはずなのに。そう思いながら自分の席へ向かう。

「瑞穂、おはよう…」

「彩、おはよう。もしかして彩も?」

「そう、二日酔い。まぁ、あれだけ飲めばね…」

「でも、瑠伊子部長は全然お酒残ってなさそうだったよ」

「流石だなぁ…あー、気持ち悪い…」

「私は頭が痛い」

 そのまま頭痛と闘いながら、仕事をこなしていったものの、ランチはどうしても食べれそうになかった。仕方なくオフィスの近くにあるカフェでイタリアの炭酸水を買って飲んだ。
 空を見上げると、曇り空の隙間から日差しがあちこちに降り注いでくる。しばらくその空模様を眺めていると、次第に雲行きが変わって雨が降り始めた。霧のようなにわか雨。小走りでオフィスへ戻る。ハンドタオルで雨粒を拭きながら、もうじき梅雨が終わるような予感がした。

「私も、梅雨明けしなくちゃ」

 そう決心して、職場へと戻った。




≪第十二雨へ
最終雨へ≫

晴色パラソル - 最終雨 -


ハコニワノベル

 彼と初めて出会ったのは、朝から雨の降る日だった。

 真也との関係が曖昧になってから三ヶ月ほど過ぎ、気が付けば春は過ぎ去って梅雨になっていた。雨が降っていると気分が落ち込み気味になってしまうから、雨は得意じゃなかった。たまたま寄った雑貨屋で、なんとなく傘を見ていた。普段は折り畳み傘を鞄に入れているものの、折り畳み傘はなかなか乾きにくくて毎日使うには厳しい。だけどビニール傘はあまり使いたくないと思っていた。そこで私は、ぽっかり浮かぶ空──のような傘を見付けた。その傘を差して歩けば、少しは気分が晴れるだろうと思った。まるで一目惚れのように私はその傘を買った。

 - 最終雨 -

 素敵な傘を買ったものの、どうしても使う気分になれなかった。雨が降っていても折り畳み傘を使って出掛けていた。あの傘を使うきっかけがなかった。いつも使おうとして手に取るものの、どうしても使う気になれずに置いてしまう。そんなことを繰り返していた。
 そんなある日、好きな料理研究家のインタビュー記事が載っている雑誌を買っただけの、些細なきっかけは訪れた。その雑誌を読み進めてなんとなく捲ったページに、様々なメディアで紹介されるほど有名な占い師の星座占いが載っていた。反射的に双子座の部分を読み進める。

「恋愛運は…絶好調!やった!」

 無駄に声を出して喜んだ。きっと真也との関係も良くなる。そう思えた。



 ──翌日、朝から雨が降っていた。



 私はあのぽっかり浮かぶ空のような、晴色の傘を持って家を出たんだ。



   ◇



 もう一度、君が笑えるなら。僕は自分を変えてしまえるだろうか。

 水曜日。朝から雨が続いている。いつかの日と同じような朝だ。通りを歩く人たちはみんな俯いて、透明のビニール傘や黒い折り畳み傘ばかりが並んで見える。時折ピンクや黄色。何も変わらない雨の日の風景だ。僕は家から出て雨を身体に受けた。昨日、日差しを受けた節々が火傷のように少しだけ変形している。でも痛みはもう無かった。
 僕はきっと何も出来ないだろう。何も変えられないだろう。だけど、それでも僕は、変わりたかった、変えたかった。自分を、君を、君との距離を。でも、変わらなくて、変えられなくて、それでも変えたい。それならば、僕は変える。そんな考えがいつかの日からずっと僕の頭の中にあった。
 探す、探す、探す。あの青くて、雲が高く、清々しい空を。そしてその中で輝く笑顔を。探して、探して、探していく。目の前を流れていく透明、黒、ピンクに黄色、色とりどりに咲く雨の花。そしてその中に、あのぽっかり浮かぶ空を見付けた。

「やぁ、おはよう」

 彼女は何も言わずに微笑んだ。何があったのか、どう思っているのかは解らない。ただ、彼女は少し嬉しそうに晴色の傘を二度、くるくると回した。



   ◇



 再び彼に会ったのは、雨の降る水曜日の朝だった。

 二日酔いの火曜日を乗り越え、翌朝になると酔いは冷めていた。いつもより少しだけ早く目が覚めて、朝食も出掛ける準備もすぐに終わってしまった。今日がゴミの日だと気が付いてゴミをまとめる。ゴミ袋を縛る前に、ふと思い立って集める。沢山の思い出を、沢山の経験を、沢山の気持ちを。プリクラ、お揃いのストラップ、貰ったプレゼントのネックレス、歯ブラシ。その全部を一緒にゴミ袋に入れた。きつく、きつく縛る。
 少しだけいつもより早い時間に家を出る。雨の日のゴミ出しはなかなかに面倒だ。私は晴色の傘を広げて、鞄とゴミ袋を器用に持ってゴミ出しを終えた。思い出したように「あ…」と一声零してから携帯電話を取り出す。メモリーの〇番に入っているデータを消した。ピッという電子音。メールも画像も消した。その度にピッと電子音。その電子音がなぜか可笑しくて笑った。
 坂道を下る。周りの傘とぶつからないように気をつけながら。紫陽花が多く植えられている場所。なんとなく彼を探した。彼は既に外に出てきていて、私を見ているようだった。

「おはよう」

 人が沢山いるので心の中で挨拶をした。彼は何も言わずに何かを決心したような、それでいて微笑んでいるように見えた。自然と私も微笑を返す。もう一度この傘を自慢するように二度、回した。その傘の回転が止まると、彼は私に向かって跳んだ。



   ◇



 君の持っているその素敵な空に、僕は届くだろうか。

 目の前で君が微笑んでいる。あのぽっかり浮かぶ空のような晴色の傘が二度回る。僕はその微笑と、その傘を見ていた。まるで時間が止まったかと思うほどに、僕はゆっくりと君と回る空を眺めていたんだ。



「変わらないのは僕だった」



「変えられないのは僕だった」



「変えたいのは僕だった」



 くるり、くるり。傘は二回転して止まる。きっと彼女に僕の声は聞こえていないだろう。だけど僕は変える。自分を、君を、君との距離を。だから僕は、跳んだ。君の近くへ、君の持つその晴色の傘へ。



   ◇



 止まない雨はないように、失恋という雨もいつか晴れる。

 雨粒が傘を奏でる音とは違う、少し大きな音がした。私はそれがとても可笑しくて、人前なのを忘れるぐらい大声で笑った。しばらく笑ってから背筋を伸ばした。笑わないように、噴出さないように、出来るだけ真面目な声で、出来るだけ正しい口調で言えるように。それから一度、深呼吸をするように、大きく息を吸い込んだ。






「本日の天気は、雨のち晴色パラソル。所によりアマガエルが降るでしょう」






 ほら、梅雨明けはもうすぐそこだ。



完。




≪第十三雨へ
感想フォームへ≫

第06回ハコニワノベルのあとがき


エッセイ

 最後の台詞が書きたい。
 それだけで書き始めた第06回ハコニワノベルな、お話。


すれ違いから生まれた物語


まずはいつものように、書き上げた!よっしゃ!
という喜びを表しておきます。これで目標の半分に到達です。
年内にあと6本!頑張るぞー。



■「晴色パラソル」の表紙はこちら
■「晴色パラソル」の感想フォームはこちら(←感想頂けると嬉しいです)





■以下、盛大にネタバレします。読み終えてない人は注意!





とにかく、今回はキーワードで志津さんから「すれ違い」を頂いた瞬間に
なんというか登場人物同士のすれ違いと、物語の真相と読者のすれ違いを描きたいなと。
そんなことを思いながら、梅雨だし、雨だし…と考えて今回の物語は生まれました。

で、最初に思いついたのが最後の台詞なんですよね。
そこに向かって、とにかく進んでいく。という書き方でした。

それから文章量もあっさりめにしてます。梅雨時期はサラサラしたいので。
あと文体ですね。今回は話しているような【会話的】な文体を意識してます。
なんというか、少し映像的に書いた、とも言えるかもしれません。


それから登場についても。
今回、登場して頂いたのは

彩:あやさん
瑠伊子部長:RUTYさん
ジュジュ(雑誌の名前):じゅじゅさん

お三方に登場して頂きました。
職場の同僚としてもっと沢山登場してもらおうかとも思ったのですが
登場人物が増えすぎてる傾向があるので
今回は少し少なくしてみました。

ともかく、登場ありがとーごじゃーました。



キーワードについて


今回キーワードを投稿して頂いたのは19名!
19個のキーワードが集まりました。

キーワードにコメントしていきます。


■着信拒否(黒さん)

これはそのまま使いました。
私は着信拒否を設定したことがないのですが
使いやすいキーワードでした。


■すれ違い(志津さん

これが今回の物語の核となりました。
どうやら早めにキーワードの投稿を行うと
作品全体に関わるものになりやすそうです。


■シークレット(☆まりモさん)

セクシー雑誌ジュジュ内の記事として使いました。
携帯電話のシークレットモードとかにしようかと思ったのですが
着信拒否が携帯電話に関するものだったのでやめました。


■紫陽花(るどさん)

書き出す前から結末の部分は決まっていたので
とてもありがたいキーワードでした。
ちなみに「僕」の家です。


■ハッキング(來弥(aries)さん)

これ、地味に使いどころを悩みました。
今回はあまり機械は登場しないので。
だから困ったときは瑠伊子部長だ。ということで使わせて頂きました。


■双子座(なつめさん)

これも物語の中ではウェイトが大きいです。
瑞穂は双子座なのです。はい。
あ、ちなみに私は乙女座です。シャカです。(全然関係ない)


■17000Hz(タイキ≒蓮火さん

はい、これは
>テレビでやっていた若い人にしか聞こえないという音
という部分に使ってます。この17000Hzは本当にそういう音なんですよね。
ちなみに私は聞こえるときがたまにある。ぐらいの音でした。


■長靴をはいたチーター(ちこさん)

絵本の物語として登場させました。
かなりえぐいというか、救いのない絵本になってます。
が!構想の中では長靴をはいたチーターシリーズとして続編があり
ガロはジャングルを離れてから様々なことを経験し、体験して
最期はジャングルに戻ってきます。
力強く、思慮深い、優しくて頼もしい王になるんです。
もちろんテオと結ばれます。

という続編があるのでご心配なく。
いや、それを物語の中に入れちゃうと
「世界の終わりを変えるモノ」みたくなってしまうので止めました。


■青いスポーツカー(まごすけさん

「青い車」という表記で使ってます。
最近車が欲しい熱が下がってきてます。(ガソリン代とか見てると特に)


■迷子(いそ汁さん

「僕」の昔のエピソードに出てきます。
子供のころ、家からちょっと遠いスーパー以上デパート未満な店で迷子になったとき
私は歩いて家に帰った経験があります。店の中では迷子だけど、家に帰れるから迷子じゃないぜ!
そんな精神でした。


■黒いワンピース(kayoriさん)

瑞穂のお気に入りのワンピースです。
ワンピースって可愛いですよね。
うん、特に娘ズが色違いのおそろいワンピースとか着てると
ほんと、ラァゥヴゥリィァィィィィーーー!


■クリーンルーム(あやさん

彩が書き上げないといけない原稿として登場させました。
勢いで出版関連の仕事にしたのですが、描写がとても難しいかったです。


■梅雨入り(まるりーんさん

まさに季節通りのキーワードで助かりました。
というか、ハコニワノベルは基本的に実際の季節と同じになっているのです。


■海岸(春野ひなたさん

思い出の喫茶店のある場所だったりしてます。
海って眺めてるだけで癒されたり、悩み事が解決したりするので好きです。


■カマドウマ(じゅじゅさん

これが一番大変だったかなぁ。
「僕」があれなので、あまり表に出したくなかったキーワードでした。
困ったときは…瑠伊子部長!ということで、使用しました。


■セクスィ~部長(RUTYさん

実在する人物名はやめて!というお願いを解っているのに投稿して頂きました。
罰としてセクシーな部長、瑠伊子部長になっていただきました。


■スプモーニ(ともさん

もっと掘り下げたかったキーワードでした。
お酒とか飲まないので全然解らない世界です。
飲まないけど、ちょっと勉強したいなぁ。


■ピンバッチ(ずまさん)

真也のはいてるサンダルに付いてます。
ピンバッチは気が付いたらどこかにいってしまうので
あまり付けなくなりました。


■野球帽(千砂さん

これも困ったので瑠伊子部長にお願いしました。
ほんと、今回のキーワード消化で困ったら瑠伊子部長頼みでした。
ほんと、ボタンを何個も肌蹴させてしまったのはそのためです。(←あまり関係ありません)



感謝と告知


年間12本の物語を書く。という目標もついに半分まで到達しました。
これもひとえにキーワードを投稿して頂いた皆さんと
稚拙な文章を読んで頂いた皆さんのおかげです。ほんと感謝、感謝。
残り半分、もっとレベルの高いものが書けるように努力していきます。

さて、第07回ハコニワノベルも開催します。
キーワードの募集は7/1、2、3のどこかでする予定です。
募集期間中に遭遇されたら、またキーワードの投稿を気軽にお願いします。



残り半分、がんばるぞー!

あ…今の、めっちゃ好き


エッセイ

 何気なく生活していて見過ごしてたり
 気付いてるつもりで気付いていないものがあるよね、という話。


可愛いんですよ


いや、今朝ね嫁が起きてきて言ったんですよ



嫁です。好きな食べ物は、ちぃさんのほっぺたです!




って。

なんて言えばいいのか、解らないんですけど
嫁、めっちゃ可愛かった。

あーさんや、ちぃさんも
昨日久しぶりに遅くなって帰ったら



あーさん
見てー、パパ描いたの。トカゲ持ってるんだよー!
ちぃさん
パパ、おしごと、いってきたの?




とかね。可愛いんです。

なんだろう、あぁ幸せだなぁって思えたんです。
再確認というか、改めて感じたというか。

で、昨日はちょっと仕事でドタバタがあったりして
若干ですが先行きが見え辛くなったんですね。
柄にもなく落ち込んでみたりしたんです。
今の安定している生活リズムが失われるのが見えてるので。

だけど、あーさんやちぃさんの姿を見てね
あぁ、幸せだなぁって思えたわけですよ。

で、それを護るべき自分が落ち込んでる場合じゃないのでね
久しぶりに座禅なんかして、気分を変えて、若干の悟りを開いて
ちょっとだけトレーニングして、寝て、起きたら
可愛い顔が3つ寝てるんですよ。

で、嫁が起きたら冒頭の台詞。


『あ…今の、めっちゃ好き』


とか感じて、気分は晴れたわけです。

※物凄い勢いで惚気てる記事にもなったわけです。
 そしたら叫びたくもなるわけです。



ラァゥヴゥリィァィィィィーーー!

父の日だったんです


エッセイ

 ほら、こう見えてもお父さんでしょ?
 だから父の日ってのがあるんですよ。という話。


父の日のプレゼント


去年はあーさんが毎週通ってる幼児教室で作ってくれた
似顔絵などをもらったわけですが、今年はそこにちぃさんも加わってるので
娘ズから似顔絵の付いた小物入れを頂きました。

似顔絵、二人ともヒゲが生えてるのな。
休みの日は髭剃りしないからだな、とか良く見てるものです。

それから嫁と娘ズからシャツとネクタイを頂きました。
シャツは嫁が見立ててくれて、ネクタイはあーさんが発見したピカチューのネクタイ(笑)
クールビズなのでネクタイしてませんが
本日はその父の日のプレゼントで頂いたシャツを着てるわけです。



よく考えると贅沢なこと


4歳と2歳の父親としては若い部類に入るので
なかなか同年代で父の日のプレゼントを受け取っている人がいません。

これって、ものすごく贅沢だなぁと。
ほんとありがたい気持ちでいっぱいです。

上手くいけば40代でおじいちゃんになれるわけですよ。
そしたらひ孫ぐらいは見れそうじゃないですか
これは、ほんとに凄いことだなと思うんです。

なんとなく、イメージとして孫を見ることは出来そうな感じがしてました。
でもひ孫は無理だろー、なんて考えてたりするんです。
それがよく考えてみたら、ひ孫ぐらいなら無理せず見れそうなんですよ。
これはほんとに、贅沢な人生になってるのかもしれないです。

うん、こうしてエッセイをダラダラ書くのも久しぶりで
うまくまとまりませんが、日々、贅沢をしております。




今から孫のことを考えると、ヨダレが出そうです(笑)

ペンネームを考える


エッセイ

 「しのめん」はハンドルネームだから
 ペンネームを考える。というお話。


そもそもなぜペンネーム?


ハコニワノベルの目標が、年間12本の物語を書くことなのですが
ハコニワノベルそのものの目的というのがありまして
それは、物語を一人で(キーワードとか募集せずに)書けるようになること。
なわけです。

ハコニワノベルが終わったら
実際のコンクール、コンテスト、○○賞に向けて物語を書く予定です。
そのときに、ペンネームがあったほうがいいかなぁ。という
それぐらいの理由で、ペンネームを考え出したわけです。



名付けはどんなときも大変


子供の名付けもしかり
名付けという行為は大変です。

あーでもない、こーでもない
そんなことを考えているうちに決まるものも決まらない。

こっちは響きが、字画が、なんだと
あれこれ考えてしまうわけです。

カッコいいのがいいし、かといって尖りすぎもいやだな。
突飛過ぎるのも考え物だし、かといって在り来たりはなぁ…なんて
まだ大した文章も書けないくせに、いっちょまえに悩むわけです。



で、そんなこんなありながら決めました。
決めちゃいましたよ、自分のペンネーム。



竹人一条(たけさね ひとすじ)



これでいきます。



最近気が付いた自分の文章というもの


いろんな本や、小説、物語を読むと
それぞれの作家さんで「色」というか「味」というか
【この人だからこそ!】みたいな特徴があるじゃないですか
そこで自分の書いている文章の特徴は何だろう?とふと考えてたんですね。

今まで6本の物語を書いてきて共通してるのは
・恋愛(主に想いを伝える)
・日常的
・何かしらの障害(声が出ない、身体が普通でない、そもそも人でもない)

という点。
でもそれは特徴ではないなぁ。なんて考えながら
ふらっと本屋に寄ったんです。

そこで趣味である「写真」の雑誌を立ち読みしてたんです。
最近はデジカメを持ってる人が多くなって、写真関連の雑誌が沢山出てるんですね。
で、7~8冊をパラパラと眺めてるときに
あぁ、これだ。と気が付いたんですよ。


「しのめん」が書く文章は「写真」だったんです。


これは文章の書き方もそうなんですけど
いつも「ここが書きたい!」というシーンがあって
そこにどうやって辿り着くかを考えながら文章を書いてるわけです。

で、その書きたいシーンは【撮りたい写真】なんですよ。
その写真を撮るためにロケーションやら、アングル、登場人物の配置なんかをしていって
最後の最後でシャッターを切る。そんな文章だなと。

これに気が付いたのはかなり大きいです。
今まで無意識でやっていたことの理由を、自分で納得できるわけですから。

だからね、【ラストで写真を撮るように書く】という自分だけの特徴があったわけです。

そしたら、ペンネーム欲しいなと。
世界に一人しかいない自分。その中の文章を書く自分に名前を付けたいなと。

そんなわけでペンネームを考えてみたのでした。



ハコニワノベルは「しのめん」として頑張ります。
実際に挑戦する場合は「竹人一条」として頑張ります。
適度に適当に頑張るぞー!(ふぁいおー!)

100÷4=25


エッセイ

 計算をしてみると、意外と凄いなと思ったのです。
 あれから100。そしてこれからの100へ。というお話。


なんの話かというと


この記事で600記事に達成したわけなんです。
500記事達成がこちら
↑が2月の終わりなのであれから4ヶ月が過ぎ去ったわけです。

で、記事タイトルである計算をしてみたら
100(記事)÷4(ヶ月)=25(記事)
という計算が成り立ったと。

月25記事も作成してるのか!とか地味に驚いてます。
まぁ、そのほとんどがハコニワノベルなんですけどね。



更に無駄な計算をしていくと


仮にこのペースで記事を作成していくと
1年と4ヶ月後には1000記事とかになるわけですよ。

さらにそこから10年過ぎると4000記事到達!
もひとつ10年過ぎたら7000記事!
もういっちょ10年過ぎたら10000記事!!!

そのときには既に60歳なんですよ。
80歳ぐらいまではなんとかなるかなと思えば
16000記事ぐらいが人生の限界なのかなと。
(ブログで限界を迎える必要はありません)

16000が最大だとして
現在の600はと言うと3.75%なんですよ。
人生、まだまだ長いな!ほんと長い!!



更に無駄な妄想を膨らませると


7000記事到達付近(今から21年4ヶ月先ぐらい)に
あーさんが25歳とかなので、上手くいけばおじいちゃんですよ。
夢の40代おじいちゃんも夢じゃない。

そのころから「POSITISM」は


【前向き親バカおとーさんの素敵な妄想エッセイ集。】



【前向き孫バカおじーちゃんの素敵な妄想エッセイ集。】


となるわけで
13000記事(今から41年4ヶ月先ぐらい)を越えていくと
もしかしたら、ひいじいちゃんですよ。
夢の70台ひいじいちゃんも夢じゃない。

そのころから「POSITISM」は


【前向き孫バカおじーちゃんの素敵な妄想エッセイ集。】



【前向きひ孫バカひいじーちゃんの素敵な妄想エッセイ集。】


とかになってるわけですよ。
毎日アップされる記事が

「孫が余所余所しい」

とか

「ひ孫が来るまであと141日」

とか

「ばあさんに飯は?と聞いたら食べたでしょ!とマジで怒られた」

とかになるんですよ。
で、最後の記事は






「最後に言っておきたいこと」












「ぎゃふん」

とか書いて終わるんですよ。きっと。




孫もひ孫もラァゥヴゥリィァィィィィーーー!
注意:まだ見てません(←当たり前だ!)

最近寝れない


エッセイ

 病的なわけでもなんでもなくて
 ただ、長時間は眠れなくなってしまった。というお話。


6時間が限界です


最近、ほんとに眠れないんですよ。
昔は12時間とか平気で眠れてたのに
今は無理なんです。

どんなに疲れてても6時間後には目が覚める。
もっというなら、催すと目が覚める。
そしてその後で二度寝が出来ない。
なので目が覚める時間が早朝5時台だったりしてます。



睡魔さんこんにちは


普段は特に問題ないのですが
疲れが溜まってたりすると仕事中に睡魔がやってきたりするわけですよ。
あいつらね、たまに突然意識を奪ったりしますからね
打ち合わせ中とかでやられるとね、誰が何言ってたとか解らないわけですよ。

だからなんとかその睡魔と闘ったりするわけですが
一瞬で意識を奪われると、どうにも出来なかったり。
なのでこれは眠たいぞ、と言う日は昼休みとかに仮眠を取るわけです。
10分でも15分でも仮眠を取れば、午後からかなり違ってきますからね。

うん。
目が覚めたら昼休みが随分前に終わってたこともあるよね。
誰も注意してくれなかったりね。
起きたのに周りはノーリアクションとかね。

優しいよね(違)



で、何が原因なの?


睡眠の専門家でもなんでもないので解らないのですが
【老化】なんじゃないか、とか考えてます。
そうでないなら、しっかり眠れてないのかなぁ…。

学生のころ、1日15分の仮眠だけで3週間近く生活してた時期に
階段を駆け下りて踊り場に辿り着いた瞬間に眠りに落ちたことがあります。
壁にもたれ掛かって考えてるようなポーズで目が覚めました。(立ったまま)

そんな経験もあって睡眠時間が短くてもわりと平気な人なんですが
長く眠れないのも便利なようで、不便なわけです。
こう、休みの前の日とかに、がっつり眠るぞー!って早めに眠るじゃないですか
例えば22時ぐらいにね。
そしたら目が覚めるの4時とか3時半とかですよ。

二度寝が出来ないから
嫁とかあーさんとかちぃさんの寝顔や寝姿みて「うふふ」とか(怖)
そんなのしてても暇になるんですよ。

精神的には問題ないけど
身体的にはもう少し眠りたいなぁ。




目が覚めた瞬間から、思考回路はバッチリです。

M線上のアリア、ブログで始動!


オシラセ



↑とりあえず、見て!(※注意:音が出ます!)

えー、やっと告知できるぞー!というのが
オープン前日という、なんともアレな感じですが
とにかく、オープンします。

「M線上のアリア」ブログ!

オープンは2008/06/30の午前中ぐらいを予定してるので
お楽しみに!!!

やったるぜーーー!!!

M線上のアリア ブログオープン!


エッセイ

 よっしゃ!遂にオープンまできたぞ。
 昨年10月に始まったコラボ小説をブログにしたよ!というお話。


まずはご紹介!


本日、2008/06/30「M線上のアリア」ブログをオープンさせました!

■M線上のアリア
http://mair.blog120.fc2.com/


・日々、物語が追加されていきます!
・ブログのデザインとかは「しのめん」がしました。
 →昨日アップしたCM動画を作ったのも「しのめん」です。
・使われている絵は「砂藤菓子」さんの絵です!



新感覚なコラボ小説


「M線上のアリア」という物語には
13名の著者がいます。(多いな)

この13名が1つの物語を紡いだわけなんです。


で、普通のコラボ小説だと
Aさんが書いた物語の続きを
Bさんが書く【リレー小説】だったり

同じテーマを決めて
別々の物語をそれぞれが書く【テーマ小説】だったり

物語を考える人と
それを実際に文章にする人に分かれる【分業方式】だったり
するわけですが

「M線上のアリア」という物語は
この中のどれにも当てはまらないコラボ小説なのです。

どうやって書かれたのかというと
【13名がそれぞれ自由に、勝手気ままに書きました】

いや、それだけだったら一つの物語になるわけないのですが
13名の中で暗黙の了解的なルールが生まれたんです。

<主な暗黙的ルール>
・同じ世界感で書く
 →現代を舞台に書いてる人と、中世ヨーロッパを舞台に…というのはなし。ということ。

・それぞれの物語に影響する
 例えばAさんが「どこそこでBと出会って会話をした」って書いたら
 BさんはAと出会って会話をしないといけない。ということ。

・相談、修正はしない
 「ここをこんな風に書くので、そちらではこうしておいて下さい」
 とか
 「こうしたいので、そちらの~~~の部分を×××に変えて下さい」
 といったことはNG。すべては最後のルールが物語ってます。

・先に書かれた内容が絶対!
 つまり書いた者勝ち。
 Aさんが「実はBは男じゃなくて、女なんだ」とか書いたら
 Bというキャラクターは女になります。


こんな暗黙的ルールがある中で
13名が他の人の出方を伺いながら、リアルタイムで同時進行させながら書いたんです。

更にそれぞれの著者が描いた主人公は
その著者をイメージしているので
名付けるならば【オンラインRPG的な小説方式】となりました。



最初は1人、続いて2人


最初から13名が集まったわけじゃないんです。
とある1人が書いた物語に、別の1人が別の視点での物語を書いただけ。
最初はそんな軽いやり取りだったんです。

そこにもう1人加わって、また1人…

「お?これは面白い!祭りだ!みんな参加してしまえ!」

みたいな雰囲気になって
気が付いたら13名の大所帯。

しかも、10名を越えたあたりから
【簡単には書けないぞ】という雰囲気になったんですよ。
暗黙的ルールのせいで。

だって、物語の終わりがどこにあるのか、誰も解っていないのだから。

そんなこんながありながらも
「あれがゴールだぞ!」という場所が見付かって
13名が死に物狂いでそこへ向かっていく。

気軽に書き始めたいた物語は、いつしか骨太の超巨大物語に化けていきます。

そして全員がそれぞれに完結を迎えた時には
全部で354話になってました。

私も気軽に参加して3話ぐらい書いたら終わろうと思ってたのに
気が付いたら45話になってます。(多いな)



サポーターを募集します!


とにかく沢山の方へ読んでいただきたい。
13名がそれぞれに、そう思っている物語です。
なので、よろしければどんどこ「M線上のアリア」を紹介、応援して頂きたいです。

ランキングもぽちっとお願いします!

沢山の方に読んで頂ければ
著者全員嬉しいです。

どうぞどうぞ、よろしくお願いします!


・誤字発見!
・リンクがおかしい
・ブログの動作が変だよ

などありましたら、しのめんまでご連絡をー!



しのめんがハコニワノベルを始めるきっかけになった
「M線上のアリア」をよろしくどうぞー!
どんな物語になっていくのか、お楽しみに!

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